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ゴンザレス・ルナ邸 in グアダラハラ by ルイス・バラガン

--メキシコ

ゴンザレス・ルナ邸(Casa Gonzalez Luna)
ルイス・バラガン作
An address :(グアダラハラ)Calle Jose Gudalupe Zuno 2080
1929年に創られた。バラガン、27歳の作にして、最高峰のひとつ。
ITESOによって、管理されており、
敷地奥・建物の一部にカフェテリア「Clavigero Cafe」があり、食事もできる。

細部において、メキシコ建築特有のしつらえをしているものの
空間構成としては、バラガン建築として既に完成している。
バラガン邸やヒラルディ邸にみられる、
そぎ落としたモダニズム建築の表現は見られないものの、
空間(スペース)自体は両者と同等の構成のクオリティを持つ。
個人的には住まいとしては、こちらの方が、
住まい手に対する、緩さ、許容度の大きさが有り好み。


バラガンはメキシコではアシエンダと言われる、大規模な荘園の荘で育っている。
アシエンダ本館や馬屋、使用人部屋や農倉庫が大きくゆったりした敷地に点在しており、
周囲の農作地を含め、農事業として、スペイン征服後発展した形態。
今では、数々のアシエンダが、滞在型ホテルとして使われており、
人里はなれた豊かなリゾートとホスピタリティ、その意匠で、人気がある。
アマン・リゾートをメキシコのアシエンダを使ったホテルを開いた。
(現在はアマンのオペレーションを離れている)


さて、ゴンザレス・ルナ邸だが、バラガンのアシエンダ育ちの
経験がそのまま姿になっている。
少し、高低差のある敷地に、建物1Fを通り抜けるとコート(パティオ)が有る。
南欧に見られる中庭のしつらえでは無く、あくまで豊かな自然環境のアシエンダの
しつらえを街中で行なっており、大きさに比してゆったりと感じられる。
入り口前の水盤、噴水、コートのカスケードが、
外部と内部の中間領域と共に、絶妙に組み合わさっている。
建築内部はその後のバラガン建築に見られる、光と影をコントロールする美学が
見られ、その萌芽が見てとれる。
バラガン邸やサンクストバルに見られ、この、ゴンザレス・ルナ邸に顕著な
アシエンダのしつらえは、バラガンのデザインに対する核なのだなと感慨した。
やはりどんなデザイナー・建築家でもその元が必ず有るのだなー。


株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所


 

一級建築士 小木野 貴光

世界に一つだけのあなたらしい家を設計する建築士が、家づくり・フルマラソン・ゴルフ・茶道について語ります。 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所

--メキシコ

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