あなたらしく住む、家族の色のある家を、つくる方法を伝えます。「ライフスタイル」「光と風」「収納計画」「プライバシー」「場所の魅力」

グレン・マーカット コロニアル・アボリジニの影響

design・建築

グレン・マーカットの建築―GLENN MURCUTT
マリアム・グーシェ,トム・ヘネガン,キャサリン・ラッセン,勢山詔子
ギャラリー間で、グレン・マーカット展で行われています。
早速、行って来ました。
私の、フェイバリットな建築家を上げると、
この「グレン・マーカット」と「ガブリエラ・プール」という、
オーストラリアの巨匠、2人になります。
彼等は、オーストラリアという特殊な地域性の中で、
環境に呼応した建築を作り続けています。
オーストラリアの近代建築の歴史は、
コロニアル(植民地)形式から始まります。
コロニアル形式とは、植民地の支配者である西欧人が、
出生国の建築と同様の建築を目指して建設した形式です。
この形式ですが、当然、西欧と現地(植民地)では、
気候・風土から使える材料が異なり、
現地に併せた建築として、変化した形で形づくられて行きます。

この、現地に併せるコロニアル形式の伝統を基に、
「グレン・マーカット」や「ガブリエラ・プール」は
環境や気候・風土、
先住民であるアボリジニの土地に対する文化・精神性などを取り込み
工業製品である建材を使用しながら、
オーストラリア固有の建築を生み出しています。
彼等のデザインには明らかに、
アルバ・アアルトなどの、スカンジナビア・デザインの影響が
色濃く見られます。
比べてみると、
スカンジナビアの文化・環境から、
オーストラリアの文化・環境に呼応させた回答が明確に現れ、
どの様なデザイン・コントロールを行ったか、良く読み取れます。
同じ様な思考、を持ちながら、「グレン・マーカット」は
精神性の強い美しい空間を生み出し、
「ガブリエラ・プール」は楽天的でカラッとした建築を作ります。
日本では余り知られてこなかった彼等、
今までは洋書でしか見る事が出来なかったのですが、
日本語の書籍が、今年初めて上覧されました。
環境・ランドスケープに呼応するという建築とは如何なるものか、
日本の設計者が、環境に対して考えている事の薄さも感じてしまいます。
お勧めです。


株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所


 

一級建築士 小木野 貴光

世界に一つだけのあなたらしい家を設計する建築士が、家づくり・フルマラソン・ゴルフ・茶道について語ります。 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所

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