あなたらしく住む、家族の色のある家を、つくる方法を伝えます。「ライフスタイル」「光と風」「収納計画」「プライバシー」「場所の魅力」

風通しの良さを、マンションリノベーションで実現する

間取りを考える

マンションのリノベーションをしていると、特有のよさと難しさがあります。

セキュリティーが比較的しっかりしていますし、ゴミはいつでも出せるなど、

集合住宅ゆえの生活のし易さもあります。

その代わり、自然と遠くなるきらいがある。

1階でない限り、植物や庭から遠くなりますが、もっともな難点は、

光や風を取り入れづらくなることです。

 

光と風を採りづらい

 一つの部屋に、二つの窓はとれない

マンションでは、角部屋でない限り、左右両側に隣の住まいが隣接しています。

隣接住戸との間の壁は、コンクリートの壁で仕切られていることが多く、防音対策になり、その堅牢さから、プライバシー感が増し、守られている感覚になります。

左右両側に隣接住戸に挟まれていますから、窓がついているのは、それ以外の場所。

南側に窓のある、南に面した住まいでは、南側と北側しか窓は無い。。

当然、南側のリビングに東側や西側に窓が無く、一つの部屋に一方向からの窓しかありません。

光は一つの窓から入って来ますが、風通しは、風が入る場所と出る場所の2方向なければ、風は通りません。

南側に2つ窓があっても、風は流れてくれないんです。

 

2つの方向を最大限、利用する

リビングや、寝室など各部屋ごとに風を取り入れることは、マンションではできません。

マンションの住まい全体で風通しをつくっていきます。

 

風通しを良くするには、窓のある南北2つの方向を繋げて、風の抜け道をつくってあげる必要があります。

ファミリータイプのマンションでは、60㎡~100㎡の面積の中に、2LDKや3LDKのように、複数の部屋が入っている間取りが一般的です。

玄関入って廊下があり、廊下から、色々な部屋につながる間取り。

実は廊下が邪魔になってしまい、風が抜けません。

南側リビングから入った風は、廊下に入っても玄関ドアでさえぎられ、抜け道が無い為、風が動いてくれません。

風を通すには寝室含め、家中の扉をあけておかなくてはなりません。

 

リノベーションマンションプラン17.09.26

住まい全体で、風を通す。

リノベーションをする時は、風の通り道をつくります。

南側リビングから風を取り入れ、廊下を通り北側まどから、風を外に流します。

図面のように、北側の部屋を大きな土間空間にすることで、寝室を通さずとも風の抜け道ができます。

 

生活を楽しむ人の中には、屋外での行動を楽しむ方も多い。

アウトドアで使うものを置いておく場所がなかったりします。

ちょっと高価な自転車は、共用の自転車置場において置きたくないですし、ゴルフバック、子供のスポーツ用品、小さなお子様がいる家庭では、ベビーカーをさっと置いておける場所が必要。

 

土間空間は、なんにでも使えるユーティリティーなスペースですので、マンションなのに日曜大工をしたり、自転車のローラートレーニングをしたり、ストレッチスペースになったり、ご近所さんとのカフェスペースになったり本当に多様な使い方が可能です。

 

土間スペースの窓を通して、風が家の中を通ります。

人がすぐそばを通る、共用廊下に向かって窓を開け放しておくのは、気持ちに抵抗がありますが、外の方との接点である玄関でもある、土間空間の窓であれば、開けておいてもさほど気になりません。

 

リノベーションで場に余裕をつくる

土間空間は玄関と一体になっています。

マンションの玄関は非常に小さいですが、その玄関が大きくなります。

玄関が大きいと、住まい全体の空気感に包容力を感じます。

また、何にでも使える場というのは、生活に工夫をする余地を与えてくれます。

そして、風も通り気持ちが良い。

一挙両得な間取りに変わります。


【編集後記】

今日から、年内はblog、平日毎日更新をします。

3ヶ月間、続けると、頭の中に蓄積された、住まいの設計、住まいづくりに関する考えが、

整理されまとめて表に出せる容量になるかな。。と考えました。新たなる挑戦です。


株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所


 

一級建築士 小木野 貴光

世界に一つだけのあなたらしい家を設計する建築士が、家づくり・フルマラソン・ゴルフ・茶道について語ります。 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所

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